原料の古紙・パルプを溶解処理後、成形型を用いてすき上げてつくる紙の立体成形品。 製法により、「ソフトモールド」と「ハードモールド」がある。前者は、金型に金網をに貼り合わせ、原料の希薄溶液に浸してすき上げ、水・空気を引き抜くことで繊維を付着させる。製品は1~3mm程度で、鶏卵用ケースや青果物トレー、工業製品の梱包材などに用いられる。一方、テックスとも呼ばれる後者は、高濃度の原料溶液を金型に注入し、プレス脱水して成形する。 厚さ10mm以上に成形でき、重量物の固定材として使われる。