MRP
1960年代に考案された生産管理手法の一つ。企業の生産計画達成を前提に、部品表と在庫情報から発注すべき資源の量と発注時期を割り出すもの。過去の使用分を補充するのではなく、予想される需要を事前に捕らえることにより、在庫の圧縮と不足の解消を同時に実現した。資材の調達を顧客からの受注と需要予測に直結させた結果、生産計画作業は大きく改善できた。
大型汎用機(メインフレーム)やオフィスコンピュータ向けの汎用ソフトウェアパッケージが登場したこともあり、中小企業を中心に広く普及した。1970年代からつい最近に至るまで、代表的な生産管理手法として製造業で利用されてきた。