ミクロン単位の固体や液体の粒のことを指し、粒子状物質ともいう。主に燃焼による煤塵、黄砂のような土壌の飛散、海塩などから生じる。このうち、ディーゼルエンジンの排出ガス起源の粒子状物質による大気汚染は大きな社会問題となっている。なお、ディーゼルエンジンから排出されるPMには、粒径が10μm以下の細かい粒子が多く含まれ、大気中に長く浮遊することから、浮遊粒子状物質(SPM)と呼ばれ大気汚染の主要因であるといわれている。