VTEC(ブイテック)
(可変バルブタイミング・リフト機構)
可変バルブ機構の一つ
どういうことかと言いますと・・・
今では色々なメーカーの車についていますが元はHONDA車限定の機構です。
基本的なしくみは、バルブを押し下げるカムとロッカーアームを従来の1種類から2種類にし、それらを切り替えてバルブの開閉量を「少なめ」と「多め」に変化させる。
用途によって何種類かのVTECが存在しますが、要は、バルブタイミングとリフト量を、エンジン回転数によって変化させる事で、高次元のエンジンを開発したという事です。
現在ではi-VTEC(VTECとVTC=カムを回転させ、カム山の位置をずらす事の組合せ)となり、走行状態により最適な条件で無段階のタイミング変更となっています。
因みに、二輪車ではホンダのCBR400FについていたREV機構(2バルブ→4バルブ)に、低回転→高回転に切り替わるシステムがありました。(1983年発売)
VTECはロッカーアームを介してバルブを押しますが、REVはカムがバルブを直押しします。重量が軽く、より高回転向きで、二輪車のエンジンには最適だったようです。